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『ハリー・ポッターと死の秘宝』読破

博多への移動日に購入した、『ハリー・ポッターと死の秘宝』、上下巻、読み終えました。

ハリーポッターシリーズは、あらゆるジャンルでのヒットの要素、「成長」「障害・悪との闘い」「恋」をおさえた、傑作ではないでしょうか?。

最初の一二巻あたりは、楽しい魔法学校での、悪との戦いが、ロールプレイングゲームっぽくて、(一気に読めて面白いファンタジー)という感想でした。

が!ハリーポッターの成長と共に、魔法界は混迷を深め、邪悪な勢力は力を増して…という展開は、ファンタジーにありがちですが、ハリーポッターシリーズは凡庸なファンタジーではなかった!(以下ネタばれとなるかも知れないのでこれから読む方はご注意下さいませ)

ファンタジーでの、邪悪な勢力は、「何を目指しているのかようわからんけど、ともかく悪者!、見かけも怖いし…という存在」になりがちです。(例、スターウォーズのなんとか帝国)。

しかし、ハリーポッター達と対立する勢力は、明確な目的と、排除すべき相手があり、目的の為には手段を選びません。
そして、昨日までは、学友や隣人だった人々が、なすすべもなく、逮捕され、差別され、あるいは敵方に身を投じる…いつの間にか、政府も敵方勢力に…。佐之育は、ドイツのナチス勢力を思い出し、慄然としました。ハリーポッターにおける魔法界の描写はまさしく、混沌とした現代の人間界のそれです。

このお話では、絶対的な『善』や『悪』を否定しています。完璧な人格者に思われた校長先生も、悔やむべき過去を引きずっていました。裏切り者と思われた人間は、純愛を貫き死にました。世の中はそんなに単純なものではなーい!佐之育はハリーポッターで再確認致しました。

こんなに過激で、大人向けのお話に、夢中になれる、最近の子ども達、君たちはすごいぞ!

それにしても分厚い本です。手元の六七巻だけ積んでも、枕には高すぎるくらいの厚みがあります。
翻訳者の先生、本当にお疲れさまでしたm(__)m。

そう言えば、学生時代、『暗夜行路』をロシヤ語に翻訳する授業がありました。三時間で五行出来れば良い方でした。情けないことながら、今では、「何となく、気の晴れぬ話じゃった…』としか憶えておりませぬ。志賀直哉先生、翻訳指導のT先生、まことに申し訳ありませぬ。
翻訳者になるのは無理そうだ、とあきらめた経験のある佐之育でしたm(__)m。

追伸・ちなみに、ハリーポッターシリーズの登場人物では、ルーナという女の子と、マクゴナガル先生が好きです。ゲド戦記シリーズでは、カラスノエンドウさん、ナルニア国シリーズでは、泥足にがえもんさんが好きです。全部わかったあなた、是非今度、熱く語り合いたいものです

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読書日記――夢をかなえるゾウ

 行き帰りに、合わせて1時間半近く電車中の人になります。

「さんしょう太夫」台本、「銃口」台本、以外の最近の車中本を二三。

  • うめ版・・・人気女性写真家、梅佳代さんの写真集。右ページに、新明解国語辞典からの用語の引用があり、左ページに、写真、という異色の写真集。おや?と思う用語のとなりに、ムフフ、なるほど!と笑える写真。図書館で借りました。

  • 三四郎はそれから門を出た・・・直木賞作家・三浦しをんさんのエッセイ。そもそもこの題名からして面白いです。受験生は、夏目漱石の代表作を、こんな風に憶えるものです。好きな作家さんのエッセイを読んで、出てくる本を読むのが趣味の佐之育のためにあるような本。

  • 夢をかなえるゾウ・・・只今書店に平積みされているベストセラー。Mちゃんが貸してくれました。小説と、ハウツー本を足したような構成。表紙の絵も味があります。

 三つめの、「夢をかなえるゾウ」、なかなか面白かったです。○○の品格だの、生きる指針的なベストセラー本は、あまり読まないのですが、この本は、一気に読んでしまいました。だいたいそのテの本は、「君は、そのままでいいんだよ」みたいなことか、辻説法(古い!)みたいなことが書いてあるのだという偏見があったのですが、ここに改めさせていただきます。(以下ネタばれになりますので、これから読む方は、ご了承ください。)

 ある朝、主人公のもとに、夢をかなえるゾウ=ガネーシャが現れ、成功の秘訣を日々伝授してくれる・・・という内容。但し、ガネーシャは、関西弁で大食いのかなり困ったゾウであり神様!二人はけんかしながら、仲良く共同生活をすることに・・・

おしまいの方のガネーシャの親身のアドバイスは、うるっとしました。

・・・この設定何かを思い出すな~と思ったら、おお!ドラえもん。突然現れて、親身になってくれる。主人公は、いいやつだけど少々なまけもの。成長も大切だけど、二人でかさねる日々が人生さ!という感じ。

そういえば、この手のアニメ、アメリカではイマイチ受けないそうです。ドラゴンボールのように、主人公が、パワーアップして、悪と戦うタイプの話の方が、受けるそうです。ドラえもんのやさしさ、のび太くんのあまり成長しないよさは、アジアの感性のほうが共感しやすいのかもしれませんね。

ちなみに、「ちびまる子ちゃん」は、中近東あたりで、大人気だったとか。まるこの良さがわかる人たち、遠い国だけど、以外に感覚的に近いかも?

  

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