風月記――明日千秋楽
早いもので、明日がもう「怒る富士」の千秋楽です。お運びを頂いた皆様、そして、公演を支えて下さったスタッフの皆様、出演者の皆様、どうもありがとうございました。あと1ステージ、どうぞよろしくお願いいたします。
糸切れ事件も、調子っぱずれ事件も今日までのところなく、三味線クンたちには本当に感謝の一字です。風月の女一同から御礼申し上げます。あ、出番前の風月の女たち、こんな感じです。右端が佐之育です。
もう一枚、これは、田舎からでてきた私の祖母・・・ではなく、佐之育こと高柳育子と、同じ楽屋の黒河内雅子さんとの2ショットです。
(右が佐之育です)
富士の噴火被災地の村の婆達です。
実は佐之育、20代から、大変老け役が多く、民話劇の婆、世話物歌舞伎の長屋の婆、などなど演じてまいりました。
これが、難しい!声、動き、衣裳の着こなし、どれをとっても一筋縄ではいかない・・・つまり大変勉強になる体験なのです。道行く人のしわに目をこらしメイクの参考にし、味のある歩きようの方があれば後をつけ・・・奮闘努力の甲斐もなく、「学芸会の老け役じゃなーい!」とダメを出されるのが必定の厳しい世界なのです。
まさに、ローマは一日にして成らず、ろーばも一日にして成らず!これからも奮闘努力あるのみです。
黒河内さんは、「法然と親鸞」で、《瀕死の老婆》役を初演から勤め、そのメイクアップ技術は実に大したものなのです。あまりに堂に入った老けぶりに、女優楽屋では「先生」と呼ばれております。
楽屋では暇さえあれば「ごっこ遊び」をしているのですが、今回は、「先生=芸歴60年の大女優」のいる楽屋ごっこです。
若手女優:先生!本日もありがとうございました。私たちなんかと一緒で…手狭ですいません。ホントニ。
先生:いいのよ、若い方たちと一緒で楽しいわ。ほっほっほっほ
こんな具合に、楽屋では、いい大人が演技の反射神経を養うべく、日々「ごっこ遊び」にいそしんでいるのでした。ほんとかな?
ではお時間のある方は是非、明日の千秋楽の舞台にお運びくださいませ。
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コメント
ローマとろーば、朝から笑いをありがとう(*^ー^)ノ
千秋楽頑張ろー!
投稿: おせん | 2008年5月24日 (土) 08時46分